2011.6.16 高水分率バイオマス化石資源代替燃料化システム又しても応募すると言うのか。

今回記載する内容は全て「高水分率バイオマス化石資源代替燃料化システム」についてです。

先日福岡ベンチャーマーケットにお邪魔しました。既に7月25日(月)の新製品展示会への出展は24社中1社に採択され決まっていますが、今回は同時開催のビジネスプラン発表会に採択されるべく弊社のヒアリングが行われました。但し、その場で採否が決定するのではなく小生が説明した内容をもとに詳細に外部の方による審査が行われその上で決定となります。多分お偉い方々が判断されるのでしょう。採否決定は6月27日(月)の予定です。果てさて如何なる事になるでしょうか。
そのヒアリングを受けた際は以前作成した資料を基に説明しました。その資料は採択はされなかったのですがK-RIPプロジェクトでのプレゼンテーション資料です。説明しながら痛感しました。もっと分かりやすいように作り直すべきだと。

次に九州大学との連携についてです。連携と書くとおごがましいのですが実際は色々とアドバイスを頂く事になりました。内容は乾燥、熱そしてバイオマスについて技術面、学術面でのサポートです。実際弊社の乾燥実験機があるのですがそれに測定機器を取り付け数字データを出しながら最適なシステムを構築すると言った内容まで含まれております。従来の弊社の試行錯誤でのぶっつけ本番ではなくある意味時代に合わせた開発手段を身につける事が出来そうです。実際20年前の開発方法だと指摘されました。
本来は4月開始だったのですが弊社があまりに多忙のため延期させて頂いておりました。6月頃から開始したいとの弊社より返事は出してはいたのですが、その6月今月に入っても連絡しないままの状態でした。
ところが大学側から連絡が入りました。先ずは大学で講義を受けなさいとの指示です。来週には大学へ出向き何十年かぶりで大学で授業を受けます。眠らないように目の瞼にセロテープを貼り付け出席したいと考えております。

そして、本日はJETROそしてK−RIP国際コーディネータの方々にご来社頂きました。内容は海外対応についてです。去る3月にJETROのRI事業での中国、青島での環境ビジネスミッション参加後の中国企業との遣り取りの状況の確認。8月に計画されている中国大連での環境ビジネスミッションの案内。他にJETROで支援行っている海外輸出サポート等様々なアドバイス頂きました。海外進出は当たり前なのですが最終的には弊社の決断です。要は本気で海外への進出を行うか。それともやらないか。中途半端では難しいのは当然です。
その判断材料あるいはきっかけとして環境ビジネスミッション参加は有意義であると思われます。ミッション参加後はその国に渡りじっくり調査を行い決して慌てずに相手側と接触しながら決定する。騙されるのは国内も同じです。要は時間を掛ける事だと。出来得る限りのサポートはやりますと女性お二人に断言されました。
さてどうしましょうか。海外ミッション参加費用は他社は不明ですが弊社としては大金です。その上海外訪問となるとお金と時間が取られます。よく検討せなばなりません。しかしあまり検討せずに飛行機に乗り込んでいる自分自身の姿が目に浮かびます。
ちなみにK−RIP国際コーディネーターに今年着任されたのは中国人の方です。九州の環境ビジネスの海外進出は本気です。九州は福岡の北九州市が環境都市として有名であり中国の地方都市と姉妹都市となっているのも理由の一つでしょう。

最後に又してもプロジェクトに応募します。過去補助金助成金、プロジャクト等多数応募しているのですが懲りずに又してもやります。決してこの行動は無駄ではないと感じております。それは申請、応募書類書くたびに次第に内容が整理されて行きます。纏まっていく訳です。それに確かに殆ど採択されませんが応募するのにはお金が掛かりません。但し時間は食われます。ない頭脳を懸命ににひねりまくる必要があります。そのうち多分頭が噴火するでしょう。髪の毛は既に爆発していますが。

応募内容の概略は纏まりましたのでここに記しておきます。再度校正し次はプレゼンテーション資料作成が待っています。

やはりブログは日記ですから些細なことでも毎日書くのが本来なのでしょうが。と言うのも何か書かなくてはいけない内容を忘れているような気がします。どうしても思い出せません。


【高水分率バイオマス有機廃棄物燃料化システム】の訂正前の資料は下記をクリックされて下さい。PDF版でご覧いただけます。改良訂正後又アップ致します。
【高水分率バイオマス、有機廃棄物燃料化システム】PDF版資料


従来不可能であった高水分率のバイオマス有機廃棄物の化石資源代替燃料化を可能にしたシステム。
特許出願済みの廃熱利用の低温乾燥機と特許出願済ガス化燃焼方式のバイオマスバーナーを組み合せた現在競合他社がない画期的システム。
有機廃棄物を化石資源代替燃料として利用し熱風、温水、蒸気等への熱エネルギーへの変換を行う。
燃焼時の排気ガス中にはNOx、SOxが少なく酸性雨光化学スモッグ等の大気汚染を引き起こさない。
工場内有機廃棄物利用により工場外へ廃棄物を出さない上、燃料として使用できるため産廃費用そして化石燃料費用の削減ができる。
燃焼後の灰は燃焼物によっては肥料等として農地還元ができ廃棄物を一切出さない完全リサイクル、ゼロミッションの実現が可能。
資源リサイクルで新エネルギーの創出、化石燃料枯渇対策、CO2削減ができ排出権取得も可能。

従来乾燥機、バイオマスバーナー、ボイラー単体では存在するが、それが一体化されたシステムはどこを捜してもない。
今乾燥機は従来低温乾燥機では乾燥困難であった高水分率の固形物から付着性の強い汚泥、粕そして液体まで乾燥ができ、乾燥はあくまでも低温乾燥のため燃焼に必要な有機分が揮発しない。
燃焼装置であるバイオマスバーナーはガス化燃焼方式で粉体状の物まで燃焼が可能な上、混在での燃焼も出来る。
燃焼時の排気ガス中には有害物質は多く含まれないため大掛かりな付帯設備が必要ない。
今システムは投入する原料を選ばず有機物、バイオマスを廃棄する工場全てにシステム導入が可能。
それは従来は廃棄物である有機物を燃料化でき工場内熱エネルギーとしての利活用ができる。
廃棄物処理費用、化石燃料費用そしてCO2の削減ができる上、工場外へ廃棄物出さないで環境保全に繋がる。
原子力見直し、CO2削減等の世界的規模でのエネルギー対策の潮流に対応ができる新エネルギー創出の他にはない画期的システムと言える。
九州大学に乾燥、熱、バイオマスについての技術的及び学術的なアドバイザーとして入って頂いている。




動画【雨に打たれず現場へ向かう。2011.6.15】



青二バイオマスセミナー296回目【バイオマス活用推進基本計画の概要】