4月10日。同期。【振動(2)】
前回の内容は下記をクリックされて下さい。
4月9日。振動モーターとは。【振動(1)】
前回は物に強制的に振動を与える振動及び振動モーターについて記載しました。
今回弊社で製作する振動ふるいは振動モーターを使用します。
物に振動を与え様々な動作を行わせるためにはその用途に合わせた振動モーターの
使用方法があります。
物に振動を与え運ぶあるいは選別する場合には通常多くは2台並べて設置します。
弊社で製作する振動コンベア、振動ふるいも2台左右並べて設置しています。
ではなぜ2台設置するのでしょうか。
なぜ2台並べて設置するのでしょうか。
並べて設置する事によりある運動を起こせます。
それは同期運動です。
振動モーターを2台並べ互いに逆回転させると回転運動が同期し垂直、上下運動を起こします。
同期運動とは一体何でしょうか。又、どうする事により起きるのでしょうか。
【同期とは】
下図の説明にも同期と言う言葉が出ています。
振動モーターを2台並べ互いに逆回転させる事により運動が同期します。
2台の振動モータを並べ運転開始すると当初は回転の向き位置が一致しません。
例えば右側の振動モータのウエイトの位置が真下0度の位置にあったとします。
その同じ時に左側の振動モータのウエイトの位置が真下0度の位置にあるとは限りません。
ところが運転開始後そのまま回転させているといつの間にか回転方向が一致するようになります。
右側の振動モータのウエイトの位置が真上180度の位置にあると
その同時間に左側のウエイトが全く同位置真上180度の位置にあるようになります。
左右のウエイトの位置が一致しながら回転するようになります。
それを同期と言いその同期のお陰でスムーズな上下振動を起こします。
同期運動を起こすためには振動モーターの回転方向が重要です。
2台互いに逆方向の回転方向でないと起きません。
【振動モーターの回転方向】
下記図の通り振動モーターを2台並べ同じ回転方向で作動させると
決して上下運動は起こせません。制御不能になるとまで書かれています。
回転方向は必ず互いに逆回転とすることでスムーズが上下運動が起こせます。
この上下運動を利用します。
振動モーターを2台並べた振動コンベアの写真と動画。
過去の製品です。
次回に続きます。