脱臭装置、消臭装置又しても納入致しました。2013.2.11
脱臭装置、消臭装置を又しても納入致しました。
今回は脱臭、消臭だけでなく消煙、煙を消す効果も狙っています。
特に臭いについての相談は確実に増えています。
弊社で行っている脱臭方法、消臭方法は臭いが含まれた空気にノズルで霧状の脱臭液を噴霧する方法です。
水と混ぜる事により薄められた脱臭液を圧縮空気(エアーコンプレッサで作る空気)で霧状にし、それを臭いがある空間へ吹き付ける方法です。
この霧状のものはドライミストとも呼ばれ、それに当たったとしても濡れません。
濡れなくなるまで小さな粒状になっています。
なるべく臭いを狭い空間へ閉じ込めそこへ噴霧するのが最も脱臭、消臭できる効果的な方法です。
今回納入させて頂いた個所はそれができず第一段階として先ずは噴霧してどれだけ効果があるかを試してみる事にしています。
と言いますのも他の個所で全く同じ方法で既に行っているですが、効果が出ています。
今お客様も臭いの苦情で悩まされていました。
それが格段に減ったとの事でした。今回は全く苦情をなくすのが目的です。
これより今脱臭方法について詳しく記載します。
今脱臭方法は臭気中和方式と言われるもので元の臭い、原臭と植物性の精油を相殺(臭気中和)することにより臭いの感覚のレベル(臭気指数)を低減する脱臭方法です。
この脱臭方式の原理は実は森の中にあります。
森の中には動物の屍骸や排泄物、腐った落ち葉など異臭を放つものがたくさん存在しています。その森の中を、実際散策してみるとその臭いは殆ど感じることがありません。これは、森の草木から出る精油(フィットンチッド)により臭いが中和されているからなのです。
この自然の力を応用したのが弊社で利用している臭気中和方式と言う方法です。
この臭気中和方式は、強い香りで紛らわすマスキング法とは全く異なり、人間の感覚に対してより優しい脱臭効果を発揮します。
これはあくまでの自然の働きに過ぎません。それだけ自然の力は偉大だと言えます。
他の脱臭方式との比較
A)燃焼方式
発生した悪臭物質にバーナー等により800℃以上で燃焼する。脱臭効果は大きいが設備、維持管理費が大きく一般的ではない。
脱臭効果 ◎ 設備費 × ランニングコスト × 省スペース ×
B)吸着方式
悪臭物質を活性炭に吸着させ脱臭する。脱臭効果は大であるが確実なメンテナンスが要求される。活性炭の頻繁な交換が必要。
脱臭効果 ○ 設備費 × ランニングコスト × 省スペース △
C)水洗方式
悪臭物質を水と接触させて水に吸着させる。接触状態により脱臭効果に大きな差がある。
脱臭効果 △ 設備費 △ ランニングコスト △ 省スペース ×
D)臭気中和法
発生する悪臭に応じた臭気中和物質を混合し中和脱臭する。
例えば魚介類の生臭さにレモンを使って臭いを消す事と同様な身近で効果の高いあくまでも自然の力による方法。
脱臭効果 ○ 設備費 ○ ランニングコスト ◎ 省スペース ◎
脱臭方式としては臭気中和方式が最先端です。
従来は成分を吸着する活性炭方式が主流でした。その脱臭効果は吸着した成分の多さほど実感できません。
臭いとは、臭いの成分を90%以上落としてやっと半分になる程度です。
いくら吸着させようが臭いは消えたとは感じない訳です。
それに、設備、維持管理費が高価なためあまり普及していません。
最近最も注目されているのがこの臭気中和方式です。
確実に脱臭でき、その上設備、維持管理費用が少なくて済みます。
脱臭液について
今脱臭中和方式で使用する脱臭液は植物性精油を原料にした薬剤です。
不燃性で毒性刺激性が無く、生分解性の悪い物質を含んでないので、環境に優しく人の健康被害は全くありません。
小さなお子さんであっても安心してご使用できます。
発生源の臭いに合わせて脱臭液を選定致します。
先ずは有料ではありますが脱臭テストをお勧めします。
下記が脱臭中和方式での脱臭装置の導入事例です。
激しい音楽入りです。お気を付けてご覧下さい。
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