3月17日。待たせる。

震災復興案件が終わるまで待つとは言われている。甘える訳にはいかない。とは言え既にかなりの日数が経つ。
申し訳ない。出来ない。時間がない。本当に時間がなかった。

宮城県に既に納めた六角式トロンメル選別機2台の試運転が来週半ば。
次の2台の現地組み立てが4月初め。
短納期で心身ともにへこたれた震災復興案件も間もなく終わりだ。
いや終わらせねばならない。

取扱説明書、検査成績書そしてミルシートを事務員さんの力を借り本日ほぼ取り揃えた。
外注先、運送会社への最終工程の文書は既に送っている。
助けて頂いている工場の製品は次々と完成し我らが職人が組立工場へ運んでいる。

お詫びしながら待って頂いているのがコンベアそして乾燥機。いずれも一品料理、特殊品。
乾燥テストさえままならない状況が長きに渡り続いている。
申請書類も手つかずだ。

何もかも焦らずゆっくり猛スピードでやる。
次なるビジネスモデル構築はどうした。自分に問い掛ける。

休みなし長時間労働は続く。明日日曜日も仕事。眼鏡を買いたいが。お金がない。
稼がなくては。視力が悪い上にお先真っ暗ではいよいよ視界が開けない。
いつになったらものづくり、バイオマスで金蔵(かねぐら)建つんだ。天の声が聞こえる。

一時期こんな生活ではお前は死ぬと言われたが生きている。この世で息をしている。
あの時期は自律神経はある程度いかれていたのだろう。
思考回路がめちゃくちゃでいつもいらいらし虫唾がしょっちゅう走った。

今ではかなり良くなった。と勝手に自己満足している。その理由は何だ。
それは待たせているという申し訳ない気持ちが我が心を襲っているからだ。
目の前しか見えず視界がま正面のみだった。

やはりも焦らずゆっくり猛スピードでやるしかないな。
我らが職人も同じだ。納期遅れは罰金だ。それをかぶれば我が町工場はなくなる。

自分の楽しみって一体何だ。仕事しながら考えるとするかあ。

それでは股です。


1)失敗:焦るな。心配と不安をもろともするな。
2)感動:自分なしで職人らで外注先と交渉。
3)目標:申請書類完成。