4月18日。横になる。

つい事務所の長椅子に体全身を預け横になる。
即座に目は閉じられ白河夜船。
目が開く。携帯を誰かが掻き鳴らしてやがる。
夢うつつで耳元に当てる。
「おうっつ。分かった。それでよかぜ。お休み。」と二つ返事。

時計に目をやる。もうこんな時間か。
けだるい体を立ち起こし歩く。ゆっくりと歩く。
パソコン画面の前に座る。画面は眩しい。
いつもながらにCAD図面は目に映える。

何時までたっても終わらない。仕事は終わらない。
確かに俺が悪い。誰よりも俺が悪いのは百の承知だ。
天が見放したとも言うのか。天使は決して舞い降りては来ないのか。

愚痴なんぞこぼしていても何ら進展しない。
ひたすら思い悩み次々と舞い込んで来る難問に立ち向かう。
朝令暮改なんぞその。変幻自在に言葉そして指示が変わる。
それでも皆頷き体を動かす。
こんな俺の話を聞いてくれている。

一つ解決れば即座に次なる壁が立ちはだかる。
確かに今までもそうであるし今後も変わらないだろう。

ただひたすら休みなしの長時間労働で立ち向かう。
何故儲からないんだ。何故手元にはげんなまが残らないんだ。
思わず白い天井を見上げ見つめる。

立場か。現在の社会的地位か。それとも既に世は俺を見離しているのか。

心身ともにくたびれ体全身がだるい。
それでも仕事だ。稼がなくてはならない。
現金を手に入れなばならない。何も入らないと即座に身ぐるみはがされる。

前に進もう。何としてでも前へ歩こう。
自分自身を必死に励ます。

笑おう。自分勝手に大いに笑おう。

さあっつ。次なる難問は何だ。受けてやる。それが解決すれば儲かるのであればなおさらだ。

横になる暇があれば次なる手立てを考え行動するしかないのだろう。
しかし、短い時間でも熟睡するのは少しは体を楽にしてくれるようだ。

明日は公の機関の方と打ち合わせ。
最近申請書類、プレゼン書類作成だけでも大わらわ。
何とか申請通して下さい。切にお願いします。
お願いする前に立派なものを作ってみろか。当たり前だ。

それでは股です。


1)失敗:俺が全部悪い。
2)感動:若き職人の元気な声。
3)目標:くたびれ回復。