4月7日。一晩。

一晩寝た。昨日の出来事は一体何だ。
ぐっすりとは眠れるはずもなく夢うつつで布団から身を起こす。
今日は土曜日だ。いつもの会社まで通勤時の道筋は静かだ。
歩きながらも様々な思いが駆け巡る。

昨日の携帯での若き職人の内容には耳を疑った。
本当かと何度も聞き返す。
職人が嘘を付くはずもなく目の前にある事実を淡々と話す職人の声が聴覚を震わす。
しばらく声を発することが出来ない。
即座に次の行動に頭を巡らす。
落胆しているのは電話口のお前だけではない。
その溜息は理解できる。即座に次なる行動を起こさねばならない。

電話を切ると椅子から立ち上がり当所(あてど)もなく事務所内をふらつく。
ところがだ。天の思し召しか。単なる偶然か。
常に時は流れ事態は変わる。

何と今回、事が起きた部分の製造メーカーの方がドアを開けて姿を現した。
突然だ。こんな事があり得るのか。
挨拶にちょっと寄ったのだと言う。
自分の目に映し出される人物の姿を疑いながらも商談席へ誘う。

もちろん即座だ。開口一番質問する。相談する。
それを作っている専門メーカーだ。
アドバイスを頂く。有難かった。本当に神様の助けだと微笑んだ。
この方が素晴らしいのは帰社後技術部隊に相談され即座にその結果を連絡頂いた。

現地若き職人へ電話相談。
即座に今後の工程を決定。
決定事項は素早く客先担当者へ連絡した。
了解を得ると次の行動へと移らねば。

現地は既に稼働中だ。停止後でしか作業は出来ない。
なりふり構わずやる。やってしまうんだ。
物、宿、器具、人員。即座に決定する。
仙台にも営業所がある業者の存在の価値は大きかった。

既に昨日一晩皆、寝て起き上げると既に実行だ。
即座に出来る限りやったらしい。
本日終えた行動内容もきちんと連絡受けている。
現地へは人員も補強する。又しても若き職人が会社の命運を背負い向かう。

今後は現地での若き職人らと連絡を取り合い事を起こす。
やってくれるだろう。やってくれなければうちはお陀仏。
若き力に頼る。

批判、文句、非難何でも俺へ言え。
どしどし俺自身へ文句を付けてくれ。
既にへこたれている自分に言ってものれんに腕押しで何も返って来ないからだ。
へ理屈だが。だからこそ文句は俺に言え。

あきらめが早い俺を励ますのはいつも若き力だ。
今回もそうだった。
すまん。申し訳ない。と書き加える。

きっと一晩寝れば又、何かは変わるだろうか。いや変えてやる。


1)失敗:周りに励まされるとは情けない。
2)感動:若き力。
3)目標:更なる受注を目指せ。


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