4月22日。プレゼン資料。

本日は一応国民の休日日曜日だ。
俺はプレゼン資料作成に没頭。
休みなしの長時間労働でも全く儲からない今町工場にせめてもの恩恵を受けるべく
ない頭を捻り作成していた。

携帯は曜日などお構いなしだ。静かな事務所に鳴り響く。
毎度のことであり何ら心のざわめきは起きずに取る。
「お金がありません。今後どうすれば。」
考えたが色よい返事はない。お前の言う通りにしろと返事する。
どんな土地であろうと生活し仕事さえ出来ればそれでよいはずだ。

お金が飛ぶ。
羽根どころかジェットエンジンを付け瞬く間に大金が飛び放たれる。
一体いつまで続くのか。溜息とともにソファーに身を放り投げる。
けせらせら。どうにかなるさ。笑え笑えと自分を必死に励ます。

今月は間もなく給料日。そして月末の支払いもある。
お金の事はあまり言うなと釘を指されるがお金なければ会社は即座にお陀仏。
お金儲けが会社の使命。
中国ミッションへ2度参加したが向こうはお金儲けの話になると皆目が輝く。
お金を稼げなければ飯が食えないのは万国共通なはずだ。

現状の身の回り、国内のものづくりを見渡すと果たして金儲けが出来るのかと
不安と心配で身が潰されそうになる。
何とか儲けなければ。なんとかお金を稼がねば。
給料を払い。仕入先に払い。借金を返し。税金を払い。家のローンもある。

現状を打破せなばなるまい。従来と同じ行動では到底この先もたない。
先ずは身が持たず会社が持つはずもない。

五感で感じる。考える。行動する。周りを見渡す。様々な人物と話す。
イデアだ。常にアイデアだ。斬新なアイデアだ。それが始まりだ。
新しきビジネスモデル。新しき金儲け仕組み。新しき戦略。
それをプレゼン資料に含ませる訳だ。

環境分野。生産ラインと関係のない分野。出来ればどこもお金をかけたくはない分野。
果たして正解のなのか。本当にこれで良いのか。
ええいっつ。ままよ。

今内容でいく。このプレゼン資料を引っ提げて口角泡を飛ばす事を一人決意する。

それでは股です。


1)失敗:眠たい。
2)感動:俺はまだ若い。
3)目標:激動の平日の始まり。難なくこなせ。