振動ふるい機。強制ブレーキ。


振動ふるい機 強制ブレーキについて

振動を利用する装置には振動ふるい機あるいは振動フィーダー、振動コンベア等があります。
上記写真は振動装置の制御盤の内部です。
これらを稼働後停止する際は必ず共振点を通過します。
稼働している状態で停止する際、即座に止まらずに大きな揺れがしばらく続きその後ようやく止まります。
振動を起こしている振動モーターの振動と振動させられている振動ふるい機本体の振動が一致すると振動が増幅され大きな揺れを引き起こします。
一致した点が共振点で停止する際必ず通過します。
大きく揺れると振動ふるい機が他の部材と接触する、あるいはあまりに大きな振動で破損する場合があります。
それを防ぐために共振点を通過する前に強制的に振動ふるい機を停止させます。
強制的に止める場合に必要なのが振動モータを制御するインバータ、抵抗の2つです。
インバータ設定の減速時間をなるべく短くするだけでも早目に停止出来ますが、設定時間の設定によっては過電流が流れ強制的に停止できない場合があります。
インバータに抵抗を追加する事によりインバータの減速時間の設定のみで過電流が流れることなく強制的に難なく停止することが出来るようになります。

インバータは他の用途にも使用します。
インバータの周波数を変更することによりふるいの処理量、コンベアの運搬量の調整が出来ます。


共振についてはwikiに記載あります。




振動ふるい機。試運転中。音楽入り。



振動ふるい機。試運転中。音楽なし。



振動ふるい機。試運転中。ニコ生にて。音楽入り。





本日の青二バイオマスゲリラセミナー。
バイオマス廃棄物乾燥機改良開発再開。